あきママの雑記帳

すいぶるクラブ番外編

金沢に到着する

ばば連れ旅行記 その16

上越ではくたかに乗り換える。
ここでは何故か乗客が走るので、一番気をつけなければいけない。
以前、ここの下りエスカレーターで将棋倒しが起きて、もうちょっとで子供ともども巻き込まれるところだった。

私たちが乗ってきたマックスときは接続がなかったらしく、余裕で乗車できて、のんびりお弁当を食べることも出来た。
出発までには満席になっていたが…。

ところでこの少し前に埼玉で震度4の地震があったらしく、新幹線は一助停止したと言う。
私たちがさっき通り過ぎてきた場所らしい。
私は息子のメールからこれを知った。

実は上越地震のときもたまたま東京に行ってて、数時間前通ってきた新幹線が、脱線していたのだ。
慣れない東京で余震に怯えながら、夜中までカラオケに興じていたのでした。
東京の人は、あれくらいの地震はなんともないのね。

途中で席が空いたら一人でゆったりかけて眠りながら、あっという間に金沢に到着した。
22時27分。
実家の家族は誰一人迎えには来ない。
母をタクシーに乗せると、運転手さんは親切にキャリーケースを運んでくれた。
安心して任せて私はバスに乗った。

歓送迎会シーズンの夜だ、バスは昼以上に満員だ(汗)。
私の「80歳母&50歳娘の静岡・東京の旅」はこれで終了した。

その頃我が家の娘も宴たけなわってとこだったんでしょうか?
帰ってきたのは翌朝のとんでもない時間で御座いました。

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最後の階段地獄

 ばば連れ旅行記 その15

さあ、お土産は買った。
次は夕食だ!

食べてる時間はないので、お弁当を買う。
最近は駅弁もカラフルだ。

実は今回私は腕時計をして来なかった。
携帯を時計代わりにしていたら、どれも電池が切れていたのだ。
しかし都会の電車は待たずに来るし、帰りの新幹線も
「ちょうど来たやつに乗れば良い」くらいに思っていた。

お弁当やらお土産やら、キャリーケースや鞄の他に袋をぶらぶら下げて例のややこしい切符を見せに駅員の居る改札口へ行くと
「今ならマックスときに乗れますよ」と言われて、出発までに何分あるか確認せずに飛び乗った。
指定席の車両だったが、まあゆっくり自由席まで行けば良いと思っていたら、最後にまた大変な階段地獄に陥った。

「マックスとき」は2階建てなのだ!
私は2人分の荷物を片手で持ち上げ、狭い階段を上ったり降りたり…母も最期に荷物が増えたのにひょっこりひょっこり階段を昇ったり降りたり…。
それでも自由席にたどり着き、安住の地を得てほっとしたのもつかの間、二人分まとめていた荷物を広げて別々にする作業が残っていた。

かなり時間を掛けて、大騒ぎしながらの荷造り…周りの皆様にはご迷惑を掛けたと思います。

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ひよこ論争

 ばば連れ旅行記 その14

旅のはじめから、途中でお土産を買いたくなっても荷物になるから買わないように母と言っていた。
(あ、私はピングーグッズを買い込みましたが…W)

母は友達にはすぐに会えない場合もあるから、日持ちのするせんべいを買うのだと言っていた。
軽いし、それは良いのだが母は『ひよこせんべい』を買うのだと言う。

ちょっと待った!
『ひよこ』と言えば饅頭でしょう!?
しかし母は断じて「せんべい」だと言い張るし、東京の名物だと言ってもらって食べたことがあるとも言う。

「もしかして、それってちょっと分厚くない?
 でもって、クッキーみたいな感じで、本当ははとじゃないのお?」と私。

はとサブレ⇒はとせんべい⇒ ひよこせんべい

と、サブレという横文字に馴染まない年寄りが勝手にせんべいに仕立て上げてしまったのではないか?
そしてはとがひよこに化ける…。
とんだ「サ行変格活用」だ。

さあ、東京駅に着いた。
もうラッシュの時間帯だ。
人の波を横切って、目の前にあるお土産コーナーに突撃する。

先日ナンシーから貰ってとても気に入った『ごまたまご』には行列が出来ている。
その裏側に『ひよこ』の売り場があった。
私は勝ち誇ったようにケースを覗きこむと…な、なんと『ひよこサブレ』が並んでいるではないか!!!

「ほら、あったじゃない」みたいな顔で居る母に、
「それでもせんべいじゃないでしょ?」と言い、更に店員さんに
「こんなもの、いつからありました?」と聞いたら、饅頭と同じくらいからあったと言う。
「じゃあはとサブレとどっちが古い?」と、むきになって聞いたら
「そっちの方が古いと思います」と言われて、ちょっとほっとした。

しかしこの母娘のやりとりで、店員さんをかなり楽しませてしまった。
彼女たちは「田舎者の変なお客さんが来たよね〜!」って話題にしているだろう。

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寅さん記念館

 ばば連れ旅行記 その13

帝釈天からの帰り道、私は「寅さん記念館」があるのを思い出した。

もう時間が気になるし、更に少し歩かなくてはならなかったし、それにもましてどの地図を見ても納得のいく書き方をしていない。

「今歩いた倍以上歩くんだけど」と念を押したが、母は行きたいという。
帝釈天に戻って、看板の矢印どおり小路を左に曲がって右に曲がってを繰り返す。
他の観光客は皆私たちを追い越していく。
帰りの電車が心配だし、母は遅いし…さっき買ったお団子が重そうなのでそれも持ち、やっとのことで到着した。

私はこの手の記念館とかに期待はしていなかったが、以外にもまず入場料金が安かった。
さらに65歳以上は50円安い。

期待していなかった分、逆に面白かった。
時間があったら。もっとゆっくり遊んで行きたい場所だった。
何よりも古き柴又の街を再現した模型が面白い。
2階建てで私の胸の辺りだから、ドールハウスほどのミニチュアでもなく、自分が小さな怪獣になったくらいに感じる大きさだ。

ここを携帯の動画で撮影して、帰りの電車で母に見せてやった。
こういう使い方は楽しい上に、とっても得をした気分になるのは私だけ?

帰りの駅までの徒歩10分くらいの距離を、もうどうにもならなくてタクシーを呼んだ。
基本料金の場所に300円上乗せだが、そんなことを言ってはいられない。
これ以上歩かせられない。

そしてまた京成電鉄を乗り継いで日暮里まで戻り、山手線で東京駅に戻る。

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最悪なみくじ

 ばば連れ旅行記 その12

帝釈天の本道でお参りをしていたら、急におみくじを引きたくなった。
後ろで音がしたので思い立ったのだがだが、ここのは6角だか8角の筒に入ったのをガシャガシャやって1本取り出すやつだ。
普段ならお正月しかおみくじは引かないのに、音を聞いてついつい行ってしまったのだ。

「八十二番」

ごそごそと引き出しの82を捜す。
見つけてちょっと引いたら「凶」の文字が見える。
え?28の間違いだったかな?と思いもう一度確かめると、やはり82番は「凶」なのだ。

しかし「吉」でも内容が最悪なのを引いたこともあるし、これだって中身次第よね…と思って読んでみると
 病    重し
 待ち人  来たらず
とか、相場、勉学、旅行、全てにおいて×なのだ。
こんなにひどい内容のおみくじは、かつて出会ったことがない。
「うわあぁ〜〜最悪なお御籤やあ!」と、寺務所に居たお坊さんにわざと聞こえるように言った。

最近不幸続きで有名になってしまったが、私もここまでか???

と思ったが、これで最悪ならばなんともない。
私は人生でもっとひどい時期を過ごしてきたから、この最悪からのスタートだったら何も怖くはない。
あまりにひどい内容だったので写メに撮りたいほどだったが、いつまでも引き摺ると嫌なので一番良さげな場所を選んで結んできた。

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柴又帝釈天

 ばば連れ旅行記 その11

柴又に着いた頃には、もうとっくにお昼を過ぎていた。
おなかがすいて我慢が出来ないわけじゃないけど、夕食の時間も考えてここで何か食べないといけない。

帝釈天に続く商店街で、第1作から4作目まで撮影したと言う「とらや」は食堂もしていたので入ることにした。

寅さんを意識したわけではなかったが、撮影当時の階段だけ残っているので、それだけを見に来ている人も居た。
別に階段だけなら…と私は思うのだが、一応母をそこに立たせて写真を撮った。

店の前ではお団子を売っているのだが、中は普通に食券を買う食堂で、なんとなく天ぷらそばを注文したが、関東特有のお醤油に浸かったようなおそば…やっぱり麺類は関東関西の差が大きすぎる。

正直おそばはたいしたことなかったが、お土産に買ったお団子は最高に美味しかった。
夫がかなりの量を食べてしまい、息子は1個しか口に入らなかったと文句を言っていた。

帝釈天参道は巣鴨のような混雑はないが、道幅が狭いので平日とは言え普通の観光地の賑わいだった。
ここもおせんべいやお団子が売られている。
軒が低く、小さなお店の集まりは楽しい。
巣鴨との違いはおばあちゃんの服専門のお店がないことだね〜。

さて、あっという間に帝釈天の題教寺に到着。
立派な山門は「二天門」と言うらしい。
これを潜って境内に入る。
手前にある竜神さんなどをお参りして、本道に入る。
ここでもキャリーケースをどうして良いか、なかなか困ったものだった。
これからは2人分の荷物をリュックに背負わなければ、ばあさんとの電車の旅行は出来ないと思った。

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柴又に行く

 ばば連れ旅行記 その10

お参りが終わっても商店街はずっと続いていたのでそぞろ歩きも良かったが、この混雑ではそんな優雅な雰囲気でもない。

時間と母の体力があったら実行しようと思っていた柴又へ行ってみることにした。

巣鴨駅に戻って今乗ってきた山手線を戻り、日暮里で降りる。
ここから京成電鉄に乗り、1回の乗り継ぎで到着するのだ。
切符を買おうとすると成田空港へ行くスカイライナーの券売機と並んでいてオタオタしていたら、ちゃんと案内係の女性が立っており客の一人一人に声を掛けている。
明らかに迷っている風の私にも声を掛ける。
ありがたく私の買いたい切符を言うと、すぐ券売機ではなく窓口で買うことを勧める。
そういった係員を配しているなど、やはり私鉄は違うなあ。
(いや、ここの売り場だけなのかな?)

また階段の試練を乗り越え柴又に到着した私たちを、駅前の広場で寅さんの銅像が迎えてくれた。

母は寅さんの映画が封切されるたびに観に行っていた。
53歳と言う若さでで未亡人になってしまい、一人で行くのは決まって寅さんの映画とお花見と犀川の花火だった。
思い起こせば父と母と3人で行った映画も寅さんだったような気がする。
当時私は小学生だったと思うが、それが父との最後の映画であった。

今では母は釣りバカを観に行っているようだ。

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刺抜き地蔵

 ばば連れ旅行記 その9

お寺に行くまでの道もごった返しているが、境内はまた別の意味で凄い。

左手に続く長〜い行列を横目に、まず本堂に向かった。
荷物を隅に置いて、人が多い中最前列の真ん中辺りを確保してお参りしていると、後ろから私を押しのける手がある。
押しのけて右側におばあちゃんが現れた(いや、誰もがおばあちゃんなんだが…)。
黒にラメの入った帽子が印象的だった。
押しのけられたがそろそろお参りも終わりだった私は場所を譲りたかったが、今度はその帽子のおばあちゃんのお参りが長くて身動きが出来ない。
ようやく頭を上げにかかったので、その前をひょいと通り抜けようと思ったら逆に私とぶつかってしまって
「あんたはなにをするんだ!」みたいな感じで大声で怒鳴り出した。

お互い気分が悪い。

そのまま先ほどの長い行列をついた。
「荒い観音」という観音様に長蛇の列がついていたのだ。
ここで自分の病んでいるところを洗うのだ。
当日、左ひじが痛かったし、右足首も調子が良くないし、もともと腎臓が悪い…全身撫でても良いくらいだな、私。

そこが終わって、なんかさっきの嫌な気分のまま帰りたくなかったので、もう一度本堂に行ってお参りのし直しをした。

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巣鴨に降り立つ

 ばば連れ旅行記 その8

巣鴨に着いたのは、もうお昼頃だった。

すぐ近くを流れる川に植えられた桜が満開で、前日の静岡の街も日本平も満開で、富士山はぱっとしなかったが桜だけはどこへ行っても良かった。
これで金沢に帰ったら、また花見が出来るのだ。

さて、巣鴨の刺抜き地蔵の縁日は4のつく日で、私は混雑する縁日は避けたかったのだが、母はせっかくだから縁日に行きたいと言うので実行した。
…やめときゃよかった…縁日…凄い人だ…ばあさんで。

「おばあちゃんの原宿」とはよく言ったものだ。
母と同じか、それより若いくらいのおばあちゃんであふれ返っている。

そう長い時間も居ないと思ってコインロッカーも探さずキャリーケースを引いて歩いたが、自分でも邪魔だが前も足元も見ずにぶつかってくる人が居る。
とにかくそれが気になって仕方がない。

まず「東京六地蔵」の一つとされる大きなお地蔵様があるお寺があって、そこで最初のお参りをする。

ここから地蔵通り商店街に入る。
どこも年寄り向けの洋服や話題の赤いぱんつが売っていたり、おせんべいや大福、とにかくいろんなものが売っていた。
これらを全部覗いていたら、ここで一日潰してしまう。


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こだまで東京に行く

 ばば連れ旅行記 その7

4月4日、チェックインすると焼津駅までの送迎バスは出た直後だった。
30分後のバスに乗り、ここから私は初めてだらけの旅が始まる。

焼津駅で、もう長い階段の洗礼を受けた。
エレベーターが何処か分からない。
まだ出発したばかりで母も元気だったので、時間がかかっても昇ってもらった。

静岡駅に着いて、またややこしい切符を駅員に見せているうちにひかりを乗り損ねてしまった。
仕方なく各駅停車のこだまに乗り込む。

前日しろくまこ☆から言われたように、富士山が見えたときのために左側席を確保。
しばらくして影は薄いが、昨日より確実に大きな富士山が見えた。

子供たちが幼稚園の頃、やはり母も一緒に東京に行ったのだが、その時は先に出張で東京に居た夫がホームまで迎えに来ていた。
ちょっと不安な私…。

不安は的中した。
新幹線を降りて突然人が多くなり、その流れに逆らったり横切るのはばあさん連れでは大変だ。
「さあ!」と手をつないだとたん静電気が起きた。
…もぉ〜 こんな時にぃ〜!

とうとう駅員を探し出し山手線に乗るのだが、山手線はJRであるので、途中下車扱いになるので料金は要らないと言われたが、どうもその理屈は今も理解できないままで居る。
私たちは乗り越し精算をしなければいけないはずだと思うのだが、何故か巣鴨までの往復は無料で行ったのだった。


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