あきママの雑記帳

すいぶるクラブ番外編

6 出会い・F先生

初めて行ったすいぶるクラブ。

そっと覗くと台がたくさんあって、その中心で宙返りしている人が何人か居る。
そのうちの一人が出坂先生であった。
知った顔にほっとして「こんにちは〜」と言って入っていく。

その頃はすいぶるクラブもたくさんの会員が居て、今では使わないラージ台の前後のミドル台まで使っていた。
…いや、まだラージやミドルなんて名称さえ知らなかった…。
その名前さえ知らない大きなのや小さなのが全部くっ付けてあって、6個が繋がっているのだ。
正確に言うと、アングルで枠が作ってあって、そこにベッドが張ってある。
入り口側のラージ台だけは一般的なものを置いてあるのだが、当時の私には何がどうなっているのか分かるはずもない。

私は更衣室前のミドル台で、その辺に居る会員の人たちに習って跳び始めた。
その合間に宙返りをする人たちを見ていた。
その中に「F先生!」と頻繁に名前を呼ばれる人物が居た。
今も鮮明に覚えているのは、足の裏が床と平行になる着床から上昇するとつま先がピンと伸びることだ。
「へぇ〜選手はあんなふうにするんだ!?」
宙返りも凄いが、あのつま先がとても印象的だった。
何年か後、この人とシンクロを組む事になるとは夢にも思わなかった。






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